令和8年熊本地震により被災した宇城・八代地域では、歯科医療機関の復旧に一定の期間を要することが見込まれることから、8月10日、熊本県歯科医師会から日本歯科医師会を通じて、本会に対し歯科巡回診療車の貸与要請がありました。これを受け、8月11日、本会所有の歯科巡回診療車「ハミルン」の貸与を決定しました。
さっそくハミルンは、8月13日早朝出発に向けて準備を進め、ハミルンに合わせて、現地への導入派遣として江尻理事と宮本事務局長の2名が別途現地に向かいます。
予定通り、ハミルンは午前6時に本会会館前より出発しました。その時にTV局(MRO)の取材もありました。(その様子はこちらの紹介記事リンクより)

石川県歯科医師会館前にて

積込準備の様子
そして約14時間後の午後7時45分頃、熊本県歯科医師会館にハミルンが到着しました。

ハミルン熊本県歯科医師会前にて
翌朝は、8月14日8時30分より、熊本県歯科医師会館にて災害対策本部ミーティングに参加し、JDAT熊本チームと合流。

災害対策本部ミーティング
その先導を受け、配備場所の熊本県宇城市小川防災拠点センターまで移動、9時45分に到着し、指定場所にハミルンを設置しました。

小川防災拠点センター前にて

ハミルンを設置
その後、現地に派遣された江尻理事と宮本事務局長の2名が、熊本県歯科医師会の先生方、事務局職員、歯科衛生士の方々に、車および内蔵設備の使用方法について説明を行いました。

車内の説明の様子
診療開始予定は11時でしたが、その前からすでに受診希望の方が来られており、準備が終わり次第前倒しで、診療を開始しました。

受診者受付の様子
受診を待たれていた方の中には、「明日また来ます」と言って帰られた方が5名ほどおられたほど、需要の高さがうかがえました。

診察の様子

診察の様子
歯科巡回診療車での診療は、令和6年能登半島地震の際に、石川県珠洲市の道の駅すずなりにおいて、福井県歯科医師会様からお借りした診療車にて臨時歯科診療所を運営しており、3ヶ月(63日)間で、延べ971人の診療経験があります。
今回は、本年4月に本会に導入されたばかりの歯科巡回診療車「ハミルン」を現地に派遣することとなりました。熊本県歯科医師会の皆様には、適切な事前準備を進めていただくとともに、診療を担当される先生方にもご尽力いただき、迅速に歯科巡回診療の受け入れ体制を整えていただきました。
導入から間もない「ハミルン」が、こうして熊本県の被災地域における歯科医療の提供に役立てられていることを、大変感慨深く感じております。今回の支援が、被災された地域の歯科医療の早期復旧の一助となれば幸いです。

現地スタッフと
PS. ハミルンの設置場所で、石川県庁から派遣された災害派遣保健師チームの方ともお会いすることができました!

石川県庁から派遣された災害派遣保健師チームの方と
(江尻 記)







