石川県歯科医師会では令和元年春の障害者施設訪問歯科検診を5月15日~7月25日に実施。
県下、48施設に訪問し1916名の入所者、通所者に歯科検診を行った。


令和元年6月21日に発表された【骨太の方針2019 第3章2.(2)①社会保障(ⅲ)健康増進に向けた取り組み】に、「生涯を通じた歯科健診」の重要性が国の方針として示された。

平成23年の国の「歯科口腔保健の推進に関する法律」、平成26年の「石川県歯と口腔の健康づくり推進条例」に障害者が定期的に歯科検診を受けるようにする、必要に応じて歯科保健指導を受ける事ができる施策を実施することが明記されている。平成30年4月の「第2次いしかわ歯と口腔の健康づくり推進計画」の中にも障害者支援施設および障害児入所施設での定期的な歯科検診実施率の増加(90%)が目標とされている。

昭和60年に「心身障害者施設訪問無料歯科検診・歯科相談」として4施設からスタートした、本検診事業は、その後6月の歯と口の健康週間を利用し、毎年、県内各所の障害者施設を対象として訪問無料歯科検診を実施している。本年は5月15日~7月25日に実施し、48施設において1916名の入所者、通所者に歯科検診を行った。