石川県歯科医師会では、大規模災害時等に被災地等で災害歯科医療活動を行うことが可能な「歯科巡回診療車・愛称ハミルン(歯診るん)」を導入、活動を開始することといたしました。

ハミルン外観


車内に診療台

この診療車ハミルンは全長6.2メートル、幅2メートルのマイクロバス型をしており、災害時に治療ができるよう給排水設備や自家発電機が搭載されていて、車内に診療台を備えています。

医療ユニット搭載

そして歯科用エックス線装置、高圧蒸気の滅菌器などの医療ユニットにより歯科医院とほぼ同じ診療を可能としています。

外観は金沢美術工芸大学インダストリアルデザイン専攻のご協力により、県歯科医師会のロゴマークである鼓門のイラストなどがデザインされており、愛称「ハミルン(歯診るん)」は2026年3月に公募の上で決定いたしました。

このハミルンを導入するきっかけとなったのは、2024年の能登半島地震。
地震災害時の断水での問題は口の中のケアでした。能登半島地震では避難所にいる人が、水が出ないことで入れ歯のケアができない、そして歯磨きができないこととなりました。さらに珠洲市の5つの歯科医院がすべて被災により休診し、歯科医療体制が崩壊しました。

2024年臨時歯科診療所すずなりの写真

そんな中、被災地で活躍したのが、福井県から派遣された巡回診療車でした。珠洲市の道の駅「すずなり」にてその診療車で「臨時歯科診療所すずなり」を開設。当初は災害歯科支援チーム福井県JDATに診療を行っていただき、以降石川県JDATが引き継いで診療を行い、2024年2月5日〜4月27日に延べ971人を診療しました。

こうした教訓を踏まえ、石川県歯科医師会では今後の災害に備えるため、補助金を活用して総事業費4,500万円で巡回診療車の導入を計画し、2026年4月16日(木)午前10時に石川県庁行政庁舎前1階エントランスホールにて、歯科巡回診療車お披露目式が行われました。

本会会長 飯利邦洋のあいさつ

お披露目式にて本会飯利邦洋会長は「へき地医療や歯科医療体制が乏しいところに派遣をして歯科医療提供していきたい」と、今後平常時には、歯の健康を守る啓発活動や、過疎地や介護施設、障害者施設での歯科健診として活動を開始いたします。

  

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歯科巡回診療車お披露目式 概要

1.開催日時:令和8年4月16日(木)
2.開催場所:石川県庁 行政庁舎前1階エントランスホール(金沢市鞍月1丁目1番地)
3.出席者
  石川県知事:山野 之義様
  石川県議会議員:下沢 佳充様(セレモニー前に来場)
  一般社団法人石川県歯科衛生士会 会長:赤田 巧子様
  一般社団法人石川県歯科技工士会 会長:笠井 孝紀様
  一般社団法人石川県歯科医師会
  会長:飯利 邦洋
  副会長:佐藤 修
  副会長:野田 真
  専務理事:前多 裕
  理事:江尻 重文
  理事:竹中 望
  理事:宮田 英利
  理事:小林 憲一